hana日記

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2013年 08月 11日

提灯の光が空を舞う。

15年前くらいに私が日本を離れる時に母から貰った先祖の写真。偶然数日前に主人が倉庫から発見してくれた。額に入れて壁に飾る。

ああこの人が母の実の父だ。と名前を確認した日がそのお爺ちゃんの命日だった。命日をお母さんに電話で教えてもらえた。母ちゃんありがとう。煙草が好きな人だったな。残念ながら私は愛された記憶はまったくないが命をつないでもらえました。ありがとうございました。

写真のお爺ちゃんは男前。亡くなった沢山の先祖の姿と共に正装で写真に納められてた。知らないけど懐かしい人たち。複雑だった母の家族縁を思うと胸が熱くなる。お盆が来ましたね。夜線香の香りで目が覚める。夜の闇の中で私が母子家庭で切羽詰まっていた時に、経済的に助けてくれた子供服の会社の社長の事をふと思い出す。もう亡くなって13年。脳腫瘍でした。いろいろありがとうございました。夜の闇はまた違う思い出を運んできてくれる。実家の近くの踏切で、車がエンストしパニックを起こしたのか逃げ遅れて亡くなった同級生の事を思い出す。子供さんも小さかったのね。さぞかし無念だったと思う。もう何年になるのかな。この前難病で亡くなった友達のご主人の近況を聞いた。奥さまを看病して最後まで見送って10年。再婚されたようです。良かった。生きている人間は生き抜かないといけないと思うの。また新しい人生を生きて欲しいな。強い人たちでした。私はその腹の据わり方を尊敬する。難病で少しずつ身体が動かなくなってなくなりましたが心は最後まで精妙でした。思い残す事はお子さんの事だったと思うけど、18歳となりアメリカの大学に進まれ現世への思いは一段落となったようです。今日テレビでブラジルの街が映ってました。その地の日系人の子孫として生まれた友人の事を思う。もしブラジルか日本で働いていたらあのような死に方はしなかったんじゃないかな。日本語から離れて暮らすのは彼女には辛かったんじゃないかと思う。

そんな記憶が夜の闇の中で線香の香りと共に蘇る。夢を見る訳ではないんだけど、ふと目が覚めると思い出すのです。花火のように。死者の思い出はネズミ花火のようだと、飛行機事故で亡くなった向田邦子は書かれていた。ほんとにそうだな。突然に余韻もなく思い出す死者の記憶。この前秋田県の竿燈祭りを初めて見たんだけど。奇麗だった。あの竿燈が夜空に立ち上がる時も、沢山の縁のある亡くなった人の事を思い出しました。提灯の光って死者の魂のようだわと思った。沢山の竿燈についた提灯が屈強な男性の手に乗せられて暗い空高くいっせいに登った時、沢山の魂も空に登ったかのような気持ちになりました。昔は竿燈が街を練り歩いたようです。街頭のない街角で竿燈はさぞかし美しかったと思います。
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秋田での豪雨はやはり大きな被害を残しました。まだ行方不明の方も居られるようです。一日も早く行方不明者が発見されますように。そして迅速に復旧が進みますように思います。
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by norihana333 | 2013-08-11 17:26 | 東北


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