hana日記

hanasui3.exblog.jp
ブログトップ
2009年 10月 23日

ヴァイオリンの形

Nちゃんのお父さんはユダヤ系カナダ人
お母さんは日本人で東京で生まれた。
その頃お父さんがカナダ大使館で働いていたから
思春期頃まで東京に居たようです。

彼女とご兄弟は小さかった頃からヴァイオリンを習っていました。
私たちが会ったときは、もうソリストになれるくらいの実力でした。

出会ったのはヴァンクーヴァーで、彼女はティーンだった。
「どうして私だけまっすぐ家に帰ってヴァイオリンを習わないといけないの?」
という根源的な思春期特有の悩みに彼女が悶々としていた頃だったと思う。
お母さんがやっぱりその頃は大変そうだった。

Nちゃんはは奇麗な女の子でした。
すっと空に伸びた杉の木みたいだったわ

18歳ぐらいになった時、音楽を学ぶ若い学生さんだけを対象にした
アメリカで開催された夏のキャンプに参加してから違う人間になったか 
と思うぐらいに意欲的に学び始めたすごい努力と集中力でした。
そこで世界中から集まったヴァイオリンを学ぶお子さんや
有名な演奏家と接触して、眼が開いたようです。。。。

そして、高校卒業後
NYのジュリアード音楽院に奨学生として学べる事になりました。

それを聞いた私たちもとても喜びました。
ご両親の喜びは計り知れなかったと思います。
その大学の学費はめまいがするほど高額だったから
奨学金を貰えて良かった〜

彼女は大学に入ってからアメリカの音楽系財団から
ストラディヴァリウスを無償で借りる事ができました。
アメリカは懐が深いよね。。。

そのヴァイオリンで演奏していたようです。

家族で旅行するときは銀行の貸金庫に
そのストラディヴァリウスを入れて盗難に備えてた。

その彼女も先日NYで結婚したそうです。

素敵な市役所で行った宣誓式の写真を送ってきてくれました。

彼女はほんとに奇麗になりました。地味な結婚式の写真だったけど
ほんとうに喜びが写真から伝わって来て幸せな気持ちとなりました。
パートナーも音楽家だそうです。
彼女は大人に成ってたわ。

そりゃあそうだよね〜私たちが歳をとるはずです。

ほんとに、おめでとうございます!
さっきメリルストリープの「Music of my heart」を見てて
彼女の家族を思い出しました。
昔のNちゃんは映画の中で無心にヴァイオリンを弾いている子供だったろうし、
情熱的な教師であるメリルはお母さんだったと思う。
ご両親の献身がなければ成し遂げられなかった事だったと思う。

ほんとにユダヤ系の方達は子供の教育に情熱を注ぎます。
感心するほどでしたし、それが生きて行く上での大切な「サバイバル方法」
なのかもしれないですね。でもね〜Nちゃんのヴァイオリンは本当に見事だったの

今もストラディヴァリウスで演奏してるのかな〜
数年したら返却するなんて言ってたけど。。。。

Nちゃんの幸せそうな写真を眺めてると、
簡単なサマードレス姿のNちゃんが
ストラディヴァリウスのヴァオイリンみたいに見えて来ました。
[PR]

by norihana333 | 2009-10-23 21:28 | Canada


<< 赤羽でのちゃんちゃん語      流れて行く事 >>