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hana日記

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2010年 03月 22日

お彼岸におもうこと

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わたしが今のカナダ人の主人と出会った時は32歳でした。
2人の子供を連れて母子家庭だったが、元気いっぱい神戸の子供服会社で働いていた。
苦しさの連続だったが頑張った。なぜなら逃げる場所がなかったからです。

その時主人は25歳で不安定な英会話教師の職に苦しんでいた。
会った時は本当に彼は誰でもなく、彼自身だった。

地位もなくお金もなく、いつ日本に居られなくなるか分からないそんな外国人だった。
その頃私にはお見合いの話しもいろいろ有り(ポッ。。。あはは)
望めばそれなりの環境に行けたと思うのですが。

心はそこに向かなかった。

あくまで不安定で若い、危なっかしい彼に私の全意識が向きました。
この人と居たい。どうせ苦労するなら自分が納得する人と生きたい。

ただ私が心から申し訳なかったと思うのは
2人の思春期の子供を育てる事に忙しく私は彼の子供を産むことが出来なかった。
何度もこの点に付いては話し合ったけど。彼は「2人を自分の子供と思う」
そう言ってました。さまざまな思いがあったと思いますが私には言わなかった。
その思いに感謝してる。感謝しきれない思いを抱いて毎日を過ごしてます。

主人と知りあったころ、血はつながってなかったけど私を大事にしてくれた祖母が
「この人だよ」とだけ夢の中で私に伝えた。
おばあちゃんがいつも身につけていた汚れた前掛けをしてそう言った。
たった一言だった。今も思い出すと涙がでる。

おばあちゃんは幸薄い人生だったかもしれないけど、
わたしが供養させてもらいます。引き受けます。



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by norihana333 | 2010-03-22 22:04 | わたしたちのこと


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